

「チョコレートを贈る楽しみを日本に伝えていきたい」「心豊かな暮らしを提案したい」というモロゾフの思いは、チョコレートをバレンタインに贈るという暮らしの提案を通じて、創立の翌年1932年には、すでにカタチになってあらわれていました。

当時のカタログには、「スイートハート」「ブーケダムール」という、2つのバレンタイン商品が紹介されています。
さらにその4年後の1936年には、英字新聞「ジャパンアドバタイザー」にバレンタインチョコレートの広告も掲載しました。
そして、バレンタインという異国文化のルーツを探るべく、モロゾフは、イタリアウンブリア州のテルニ市にある、聖バレンチノ協会にその起源があることをつきとめました。
時は、ローマ帝国時代初期にさかのぼります。ローマ軍兵士サビノとキリスト教徒の娘セラピアは恋に落ちますが、軍の掟と宗教の壁が2人の結婚を許しません。
けれども愛は強く、サビノは掟を破り聖バレンチノ教会で洗礼を受けて、セラピアと結ばれます。ところが、幸せは長く続きませんでした。セラピアが不治の病に倒れ、回復の望みが絶たれたのです。哀しみにくれるサビノは「どうか、一緒に神に召されますように」と、聖バレンチノ司教の前で祈りを捧げました。ふたりは願い通りともに天国に旅立ったと言われています。

その後も、聖バレンチノ司教はローマ帝国の迫害を受けながらも、恋人たちを次々と結婚させ、ついに反逆罪で処刑されてしまいます。2月14日は、愛の聖人の命日。テルニ市の人々は、この日を「愛の日」として花やチョコレートを贈りあうことで、聖バレンチノ教会への感謝の念を表しました。バレンタインデーは、こうして生まれたのです。
以来、モロゾフはテルニ市と親交を深め、日本のバレンタインデーが誕生した神戸市とテルニ市の交流もサポート。1993年には、友好の証としてテルニ市から神戸市に「愛の像」が贈られ、現在は布引ハーブ園で多くの人々に親しまれています。
また、2010年2月には、モロゾフのバレンタインデー普及活動への感謝を込めてテルニ市からトロフィーを授与されました。
バレンタインデーは1700年余の時を経て、イタリアから日本の地に確かな根をおろしています。

大切な人に愛情や感謝の気持ちを伝える日として、日本の文化になりました。バレンタインデーを通じて生まれる人と人との繋がりはかけがえのないもの。たくさんの笑顔に出逢える「愛と幸せ」に満ちた商品を、モロゾフはこれらもお届けいたします。